風のささやき

その人の夢ばかり見るありがとうもう見なくなる今日を境に

もう会わなくなった
その人の夢ばかりを
続けてみている時がありました

僕の未練が見せる物なのでしょう
朝起きた時には
その人のもういない現実を
苦々しく味わっていました

もうきっと会うことの無い人たち
その人たちには本当は
色々なことを教えてくれた
感謝の言葉を伝えなければ
いけなかったのでしょう

けれどそれはできなくて
今さらながらにありがとうの言葉を呟いて
未練に夢見ることはやめようと
そう思ったとある日の朝の夢の後でした先に立ち
つい口を出すお節介な自分がいます