風のささやき

子を抱いて息切らし坂上り切る褒美の朝顔鮮やかにいて

疲れたと駄々をこねる子供を抱いて
ゆったりとした坂道を
歩いて行きました

もう降りてよとお願いするのですが
嫌だと言い張る子供
仕方が無いので
そのまま子供を抱いて歩きました

息を切らしながらようやく
坂道を登りきったところで
家の庭に見事な紫色の
大ぶりの朝顔

まるでご褒美をもらったようで
坂道を一生懸命に上ったかいがありました