風のささやき

窓の外目に収まらぬ夏の陽よ部屋の暗さに背中押される

昼間
少し淀んだ部屋の空気を
入れ替えようと窓を開けると

一度には
収まりきらないほどの夏の陽射しが
まぶしく僕の目に押し寄せて来ました

すると
つい今まで馴染んでいた部屋の影が
急に暗さを増して
背中を圧迫するように感じて

外に出かけようと
窓を閉めて玄関の方に
向かっている自分がいました