風のささやき

生きられた今日も無駄にし何をしたビルの向こうに遠い空見た

限られている
生きられる時間

本当はその一日一日を
大切に生きていかなければいけないのだと
時折は思い出します

けれど毎日は当たり前のように続く物
そう思って生きている自分
与えられた時間を
随分と無駄に過ごしています

その日も身につくものなく
ただ自分に与えられた慌ただしさを
飲み下すのに精一杯でした

唯一ビルの向こうに見えていた
遠い空が印象的で
いつしか詩に蘇ってくれればと
そう思っていました