風のささやき

時として我が顔鏡にぞっとする疲れた知らぬ顔がのぞいて

何気なく鏡を覗いたら
自分の顔があまりに疲れて見えて
一体誰の顔なのだろうと
ぞっとする気分を
覚えることがあります

普段こんな顔を引き下げて
街を歩いているのかなと思うと
少し嫌な気分にもなります

そうしてまたぞっとした気分で
鏡の前で足を止めて
まざまざと自分の顔を眺めて
鏡に向かって表情を作ってみたりします