風のささやき

君のこと知らないままの僕がいる知る術もない笑顔に見入る

知ろうにもそれ以上には
知ることのできない人の
心の内を覗こうとします
その人のことを身近に感じていたくて

けれどその手掛かりは見当たらず
せめて楽しそうな笑顔を糸口にと思い
覗き込んでいる内に
その目的を忘れて
うれしくなっている自分を見いだします