風のささやき

身を燃やし地に堕つ枯葉悔いばかり悔いの錦や人生に似る

身を燃やしつくて
地に落ちる枯葉
それは上手くいかないことばかり
僕らの悔しい思いにも似て
未練を断ち切れぬように落ちてきます

その枯葉が埋め尽くした道は
まるで悔いで織り上げた織物のよう

僕の生もそんな後悔の色合いで
埋め尽くされていると思いながら
枯葉の道を踏みしめ歩きました