風のささやき

眩しくて目を開けぬとふざける子夏は確かに瞳を焼いた

子供と外に買い物に出かけました

太陽が照りつける中
文句を言いながらも
ついてきてくれた子供ですが

日蔭のところから
日向のところに出ると
その度ごとに目が見えないと
ふざけます

確かに夏の陽射しの陰影は
目には大きな落差なのでしょう

そうして夏の眩しさにも似ている
若かりし時分は
確かに瞳をやられていたなと
そんな連想にふと捕らわれました