風のささやき

また会えぬ日々の始まり七夕は何を心に長き耐えるか

その年の七夕は生憎の曇りのち雨

またこれで一年
織姫と彦星は会えなくなるのかと想像するに
その会えない時間は随分と長く
何を心に思いながら過ごすのだろうと

子供の頃には考えなかったことを
想像したりしました

出会いの日が同時に
別れの日でもあるというのは
切ないなことだなと思ってしまいます

 # 2012 夏に