風のささやき

おにぎりを握ってくれた子供いて一人の夜中歯の奥で噛む

その日も食事をせずに
夜遅くに家に着きました

テーブルの上には
子供が握ってくれたと言う
おにぎりが置いてありました

残してはまずいと思い
塩味が少し薄かったのですが
噛みしめながら食べました

次の日起きると
早速そのおにぎりを作ってくれた子供が
おにぎり美味しかったと尋ねてきました

美味しかったと答えると
パパのために一生懸命に作ったんだよと満足気

思わず頭を撫でた自分でした