風のささやき

春の夢答えは無いと祖母告げる許し優しく泣いて目覚める

とある朝に夢を見ました
無くなった祖母と向かい合い
話をしている夢でした

その人の顔は祖母のそれでは
なかったのですが
何故か祖母だと感じられました

その祖母と僕とは何かを
言い争っていたのですが
祖母は強い口調で「答えなど無い」と告げました

「それでも僕は許されたいのです。
 どうすればいいのですか」と
抗議するような口調で言いました

無言なままの祖母
それでもその目には優しい色が浮かび
僕は祖母の胸に泣き崩れていました

一体何の話をしていたのか
前後の脈絡が
自分でも掴めなかったのですが
許された気分がしました

時々起きても
胸の中に印象を残す夢を見るのですが
これもその一つでした