風のささやき

祈っても叶う出来事少ないと祈り覚えぬ心の哀れ

自分の心の中に燻る無力感は
祈りに向かわせます

時折はそれが自分の弱さであると
また自分を責めたりもするのですが

けれど無力を感じることは
決して悪いことではないのでしょう

むしろ無力を知らない傲慢さの方が
人の成長を妨げるように感じます

無力な自分をじっと見つめ
そこから新しい処へと眼差しを向ける

祈りにはそんな力があるのではと思います