風のささやき

雨上がり虹取りたいと言う子らの求めに応じ自転車をこぐ

子供らを交代で自転車に乗せて
畦道を走りました

雨上がりの道は水たまりもできていて
走りにくかったのですが
朝から子供たちが
自転車に乗ることを楽しみにしていたので
その期待に応えました

走っていると小高い丘から
大きな虹が
空に向かって伸びているのが見えました

それを発見した子供が
虹を取りたいなと言葉にしました

虹が掴めるという発想が
どこか新鮮に自分の中に響いて
「それじゃあ行ってみようか」と
虹に向かって自転車を漕ぎ出しました