風のささやき

お彼岸には母の眠っているお墓へと
子供たちと一緒に出かけました

お墓に着くと
早速墓石やお墓の周りの掃除

自分もお墓の周りに生えた
雑草を抜いたのですが

その背中を丸めた自分の姿が
もう亡くなった祖母の
お墓を掃除する姿に何故か重なりました

夏の暑い盛り
手を休めることなく
お墓の周りの雑草を抜いていた祖母

その祖母の思いが
自分の胸に重なったように
素直に理解できる気がして

元気な子供たちとは裏腹に
しみじみとした気持ちになって
手を動かしていました