風のささやき

イヤイヤと地団駄踏む子に散る桜来年にはもう無い一こま

散歩に一緒に出かけた子供が
桜の木の下でイヤダイヤダを連呼しながら
地団駄を踏んでいました

相変わらず思い通りにならないことがあると
イヤイヤを繰り返し抵抗します

最初は面白くて笑う余裕もあるのですが
それが延々と続くとほんとうに腹が立ってきて
思わず大きな声で怒鳴ってしまいます

その声に反応して
一層声を大きく泣く子供

きっと来年の今時分は
もう少し物分りも良くなっていて
きっとこんな風に騒ぐこともなくなるのでしょう

そう思うとこの一瞬がとても愛おしく思えて
子供の我侭にしばらくつきあっていました