風のささやき

携帯に酔った声あり去る人の嬉しさ寂しさ何回か聞く

自分の携帯電話に留守電が残っていました

たまたまその日は送別会があったのですが
自分はどうしても仕事で参加できず
わざわざ声を残してくれたものです

相当飲んでいたのでしょう
酔っ払った声はちょっとろれつがまわらず
同じことを繰り返していました

時期が来て部署が変わる嬉しさと
きっとまだ遣り残したことがある寂しさ

そんな二つが残された言葉には読み取れて
思わず何回か留守電を聞いていた自分でした