風のささやき

年老いた去り行く夏の空咳を写し取ったかさるすべりの花

子供たちを寝かしつけている間に
一緒に自分も眠ってしまったようです

早く眠ってしまったせいか
夜中に目が覚めて
それから眠れなくなってしまいました

テレビを見ることもできないので
仕方なくパソコンの前に向かい
しばらく溜め込んでいた日記をつけていました

何日か前の記憶を呼び起こそうとするのですが
特に平日は日々の記憶が混ぜこぜになっていて
それを解きほぐすのに時間がかかります

忙しくあっという間に過ぎて行く毎日も
こうして日記をつけていると
確かに着実に過ぎて行くのが実感できます

程なく疲れてきたので
静かに寝息を立てる子供の側に戻って
また布団の中に入りました