風のささやき

浅智恵と嗤う我にも智恵はなし団栗背比べ人の世暮れる

仲の良い友人を肴にして
お酒を飲んでいました

もちろん敬愛を表しての冗談なのですが
あいつは浅知恵だよな
などと話をしては盛り上がりました

もっともそんな話をする自分も
知恵深い者ではありません

人のことを嗤うほどに
知恵のある人はきっと少なくて
まるで団栗の背比べのようだなと思います

そういった部分では
人の世はあまり進歩していないのではと
感じています