風のささやき

春は暮れ途方に暮れる迷い子の淡きせつなさふと母よぎる

柔らかな春の夕日が
空に落ちて行きました

昔、こんな時間に
一人はぐれて
迷子になったことがあり
とても不安でせつない気分に
なったことを覚えています

その時の切なさが
ふと淡く胸に湧いて
僕を見つけてくれた
亡き母のことを思い出しました

淡い春の夕日に亡き母を思い出して。#2007 春に

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