風のささやき

春の暮れ迷子になったせつなさを思い出したし灰色の日々

柔らかな夕日が
空に落ちて行きました

昔こんな時分に
一人はぐれて
迷子になったことがあり
とても不安でせつない気分に
なったことを覚えています

大人になって
変わり栄えのない毎日が続く中で
自分の気持ちにも変化があまり
見受けられなくなりました

胸を締め付ける
甘酸っぱいせつなさに
身をゆだねてみたいなと
そんなことを思っていました