風のささやき

ひっそりと降り始めた雪痛んでる後悔鎮めろ人に知られず

夜の街に
いつの間にか雪が降り始めました
静かな夜の寝息のようにひっそりと

僕はその日も昔の出来事を思い出しては
ため息をつき
足取り重く電車に乗り込んだのですが

駅を降りて雪落ちる空を見上げていると
雪の静けさが僕の後悔を
押し黙らせてくれるような気がして

雪に言葉をかけていました
この後悔を鎮めてくれと
人に悟られることもなくと