風のささやき

湯気立てる薬缶の音を聞きながら今年の残り指で数える

シンシンと冷え込む夜でした

厚めの靴下を履いていたのに
足のつま先が冷たくなるのを感じていました

ストーブの上には
乾燥を防ぐためにおいた薬缶が
湯気を立てていました

その湯気の音を聞いていたら
何故でしょう
今年も終わりだなという実感が胸の内に湧き
知らず知らずの内に
カレンダーで残りの日を数えていました

後3週間を切ってしまった今年
それもあっという間に過ぎてしまいそうですが