風のささやき

青ざめて心は悲鳴をあげるのに囚われの身で夜のつり革

患いが重なり心が悲鳴をあげます
すべてを投げ捨てたい気分で
気持ちも塞ぐのですが

その気分から逃れるために
今の生活を捨て去ることもできずに
夜の電車の吊革に繋がれ帰りました

吊革には同じような人が
沢山ぶら下がり
奇妙な連帯感を感じました