風のささやき

タンポポを手にした赤子が乳母車桜も欲しいかすべては玩具

カラフルな乳母車に
タンポポを手にした赤子が揺られていました

ちょうどいい遊び道具だったのでしょう
赤子はそのたんぽぽを振ってみたり
乳母車に差してみたりと
飽きることを知らない様子

タンポポの方が先に参ってしまい
花のところが折れかかっています

ちょうど桜の木の下に来た頃
落ちてくる花びらに気づいたのでしょうか
今度は桜が欲しいと母親におねだりをしています

子供にはすべてが遊び道具
一つ一つの感触を自分の体に刻みながら
物事を覚えて行くのでしょう