風のささやき

真っ先に明るみめがけ駆けてく子太陽一杯に焦げて来い

その日は朝からいい天気でした
そのせいか遊びに来ていた小さな姪は
外に行こうと早くからせがむ始末

仕方がないので
散歩に行こうということで
姪に小さな靴を履かせて外に出ました

玄関から出ると姪は勢いよく
陽だまりに向って走っていきました

その嬉しそうな様子に
心ゆくまで太陽に焦がされて
家に帰ればいいと
僕らは走って行く姪の後を追いかけて行きました