風のささやき

降る雪は銀幕に君見るようにどこまで積もるこの愛しさは

一緒に歩く僕らに
雪が降っていました

その淡い銀世界に
その横顔を盗み見ると
まるで銀幕の中の人のよう

言葉も少なく
手のかじかむのを感じながら
二人、歩いていたのですが
その静けさの中で
横を歩く人への愛しさは積もるばかり

どこまで積もるのだろうと
雪に向ってなのか
自分の愛しさについてなのか
自分でも分からず呟きました