降り止まぬ屋根の落ち葉の物音と一つになりて静けさに沈む
友人の家に遊びに行きました 穏やかな秋の休日の午後 お茶を飲みながらその友人と たわいの無い話を続けていたのですが ふとした会話の合間に眺めると 窓の外には雨のように降り止まぬ落ち葉 会話が途切れると辺りが急に物静かになって 少し耳を澄ませると 屋根の上に落ちる枯葉の物音さえも 響いてきそうです やがて積もる話もひと段落すると いつの間にか二人とも落ち葉の音に耳を傾けながら 秋の静けさに取り込まれるように 押し黙ってゆっくりとした一時を くつろいでいました