風のささやき

瞬きもせずに朝日に顔むける希望見つめてわらべの瞳

親戚の男の子が泊まりにきました

楽しく遊んだ次の朝
その子の眠る部屋の
扉が開いていたので覗き込むと

その子が一人目覚めて
朝日が差し込む窓の方を
じっと眺めていました

朝日が映えるその瞳は
キラキラと輝いて見えました

失意や絶望の苦い味を知らない
希望にあふれた瞳を
いつまでも守ってあげたいと思いました