風のささやき

雪残る山間の風澄みきって芽吹きの色の画布を仕立てる

山肌に雪の名残が残る山間を
車で走りました

その雪の間を渡ってきたせいでしょうか
頬に当たる風はどこか潤み
そうしてとても澄んでいます

木々の梢には
芽吹いた若葉が風景に緑を指していたのですが
その色合いはとても鮮やかに見え

それはきっと
山間を渡る澄んだ風が
芽吹きの色を綺麗に見せようと
風景を磨いているからだと
その訳を思っていました