風のささやき

一度でも出会えることの幸いよ消せぬ残り香七夕の夜

一年に一度しか会えないという
織姫と彦星(牽牛)
天の川に隔てられた二人を
可愛そうだなと感じたのは
きっと僕だけはないと思うのですが

今の自分は
一年に一回はちゃんと会えるのだから
うらやましいなと思ったりします

それだけ
会うことのない人も増えました
その中にはとても大切に思っていた人もいて

その残り香は胸の中に未だ
消せることなく漂っています