野の花も川の音山の新緑も意味深く見え故郷の春よ
北国にある 友人の故郷を訪ねました 東京よりも少し遅れて 春がやって来たという風情で 山は新緑に明るんでいました 初めて訪ねる土地の すべての風景は僕にはとても 新鮮に思えたのですが 普段は東京に住んでいる友人にとっては 見慣れた風景は僕以上に 何かを語りかけてくるものとして 意味深く見えたのではと思いました 普段はあまり意識しない故郷ですが 自分を受け止めてくれる土地や 風景があることで きっと随分人は救われているのでしょう 僕にも同じように大切に思う 故郷の風景があります すべては変わるものとは知りながらも 昔の姿がいつまでも残っていてくれればと 我侭なことを思ってしまいます