風のささやき

初夏の手の火照りをいやす川の瀬に石投げ飽きぬ子供心よ

少し汗ばむような初夏の午後でした
新緑が映える流れの速い川の瀬に
手の火照りをいやしていました

少し離れた川上の方では
小さな男の子たちが
川に石を投げて遊んでいます

大人だったら
きっとすぐに飽きてしまう
同じ行為の繰り返し

子供の心には
一体どんな楽しい思いが
浮かんでいるのでしょう

もうその手がかりを
なくしている自分の肩には
倦怠が手をおき

子供達の姿が
とてもまぶしくみえました