風のささやき

初夏の風しょんぼりの僕 吹きすぎた 取るに足らない心 消せない

初夏の陽射しが街にはあって
人々の顔も陽気に映るのに

つまらない思いに一人
しょんぼりとうつむいていました

そんな僕の小さくなった背中など
気にとめることなく
初夏の風は一息に追い越してゆき

またつまらない
自分の気持ちだけが残りました