風のささやき

青ざめた群衆日々に心踏みいつしか僕も群れにつながる

毎日たくさんの人とすれ違います
電車に乗れば多くの人に囲まれて

自分の心の中にも
そんな疲れた表情のない群衆が
日々通り抜けて行くよう

いつの間にか足跡だらけになる心には
重苦しい感触が残ります

僕もけれどそんな群衆に
何の違和感もなく紛れる一人
不機嫌な顔をして顔色も悪く
日々人込みの中を歩きます