風のささやき

悲しみは締まり続ける万力で絞られ続ける声なき悲鳴

胸から離れない悲しみは
締まり続ける万力のように
心を締め付けます

きしむ胸に響く声なき叫び
きっと誰にも聞こえないもの
けれど胸の中にはそれだけが響きます

そんな悲鳴を
言葉にうつしとることができれば
悲しみがいもあるのですが
その余裕もなくうめくばかり

いつも悲しみに搾り取られています