風のささやき

うなずけぬ暮らしにしたり顔をして日々に打ち消す胸の軋みよ

日々の暮らしの中では
心からうなづけないことにも
分かったような顔をする僕がいます。

そんな分からないことは
消化不良を起こしたまま胸の中できしむのですが
したり顔をするためにその調べには耳をふさいでしまいます。
やがて、そんなきしみが耳に届かなくなるときに
僕は一人前になるのかなと
自虐的なことを考えたりします。