風のささやき

仰ぎ浴び高速遠くの春茜

用事があって
水道橋の駅で降りました

駅から歩いて行くと
空は春の夕焼けに染まっていました

曲がりくねった高速道路
その上にも茜色の空は続き
仰ぎ見る僕はその色合いに魅せられて
心もその色に染まるようでした

少し歩いて行くとオレンジの丸い夕日が
ビルの谷間に落ちて行くところでした
見事な夕日でスマホを取り出して
写真を撮っている人たちもいました

僕も足を止めて
しばらくは移り変わる空の色を
眺めていたかったのですが
約束の時間に急かせれて足を速めました

せっかく春の夕日が
街の風景を優しくしてくれたというのに

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