風のささやき

木陰から木陰へ白の夏衣

お昼どき
食事をとるために外に出たのですが
雲のない空にまぶしい太陽が居座り
強い日差しは肌を刺すよう

準備のいい人はもう
日傘をさしていました

すっかりと茂った木陰
白い夏服の女性は
強い日差しを避けようと
木陰から木陰へと移動していました

涼しげな白い服が木陰には映え
一服の涼しさを感じました

 #2003 夏に

(Haiku)
From shade to shade, white,
Dress flits through towering trees—
Dodging summer's glare.