風のささやき

足止めて夜桜に肩触れながら

桜の咲いた夜の公園を
大切な人と一緒に歩きました

慌ただしげに花を散らす桜に
二人とも無口になり
ゆっくりと歩いていました

時々は背の高い桜の木を
足を止めて眺めたのですが

その度に軽く触れる肩に
大切な人と一緒に過ごせる
満たされた時間を感じ

夜桜も一層胸に
迫ってくる感じがしました