風のささやき

布団干す塩っぱい秋の夕暮に

昼寝をして起きた夕方
山影に日が落ち始めていました

子供たちと一緒に目覚めると
どこか布団がしっとりと感じられ

今の内にと急に思い立ち
布団を干すことにしました

風はもう秋の色合いにすっかりと染まり
陽射しは布団を干すにはあまりにも力なく
塩っぱい気分が感じられて

こんな時間に布団を干している自分が
無駄な努力をしているようで
少し馬鹿らしく思えてきました