風のささやき

犬ニ匹じゃれる足元犬ふぐり

風も穏やかな春の朝のことでした
まだどこか朝日の眩しさが
風景に残っていました

朝の散歩でしょうか
犬を連れた人が二人
道の傍らで話をしていました

それぞれの犬も
顔見知りなのでしょう
親しげにじゃれ合って楽しそうです

そうしてその犬の足元には
小さな犬ふぐりの群生

何気ない朝の
春の一こまでした