![]() 写真:九重町誌下巻・1995年2月1日発行(九重町) |
戦の神様を奉った神社。筌ノ口温泉の鳴子川に架かる橋を渡っ て、3kmほど道なりに進み、北方部落にまで行ったところにある。 まず最初に「文政一一戊子天下(1828)冬吉祥日」建立 の石鳥居と、同12年造立の石灯篭とがあ る。そこをくぐり少し進むと、右手に秋季大会用の お仮屋と社務所とがある。更に上って神 門をくぐると、向かって左側には、神庫とその前に「塩谷代官之 碑」(高さ3.15m)とがある。 石の階段を上りきったところにある山門をくぐると、両脇に 狛犬が迎えてくれる。右の方の狛犬の口の 中には石の玉が入っているのが見える。更に突き当たりの社まで進 むと舞台があり、その天井板の一枚 一枚に様々な意匠を凝らした絵が描かれており、ひとつひとつ見て いっても飽きることがない。 この白鳥神社は地元の人以外訪れるものもなく、今ではだいぶ痛ん でいることと思われるが、懐かしい神社である。観光客が訪れても 面白いものかどうかは、保証の限りではない。 春と秋には祭りが催され、神楽が舞われる。
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