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− クレタ島旅行記−

ギリシャの美しいエーゲ海の風を写真・水彩画・旅行記でお楽しみください。
エーゲ海の風をお尋ねいただき有難うございます。



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9.クレタ島-一ロドス島までの道のり

10月7日。(旅16日目)

まだ辺りが薄暗いうち、ユースを出た。ユースの入口に大きな茶色の犬が寝そべっている。犬は私をみると立ち上がり起き上がって付いてきた。きっと私を見送りしてくれるんだ。と勝手に解釈した私は、車通りの多い道を歩くとき犬が車にひかれたりしないか、と気にとめながら、途中の階段で少し座ってぼーと港を眺めた。  イラクリオンは博物館と遺跡以外に私がとくに気にいったところは無く、ただ車の喧騒がそうぞうしい街だったという印象が残った。イラクリオンを離れ、ビーチやサマリヤ渓谷など足を伸ばしていればまた印象も変わったかもしれない。私は立ち上がり横に一緒にいる犬に「ありがとう。もう戻ってもいいよ。」と言うと言葉が解るのか、立ち上がって来た道へ戻っていった。ロドス行きのフェリーの発着する港までは海沿いをずっと歩いて行った。

 港に着くとチケット売り場の壁にキプロス行きのタイムテーブルが貼ってあった。キプロスはトルコ領とギリシャ領に分れている。ギリシャ神話ではアフロディーテが生まれたと言われる美しい海があり、ワインやブランデーの原酒が生まれたところともいわれている。酒好きの私としては酒のルーツを知るうえでも是非とも行ってみたい島だ。

 とりあえずタイムテーブルだけでもメモしようと、手帳を出そうとしたがない。しまった、どうやらユースに忘れてきたらしい。私はユースへ戻りながら、いったいユースのどこに手帳を忘れてきたのか、記憶をたどった。ユースに着いた私は、なんとなく昨日、Sさんと語りあかしたろうか辺りにありそうな予感がしたので、探すと思った通りろうかにちょこんとお行儀よく私を待っていた。中を開くと小さな文字で旅の思い出やこれから行く所の資料がこの手帳に凝縮されていた。多分この手帳がなくなっていたら、この旅行記は書けなっかっただろう。

港にもどった私はキプロス行きのタイムテーブルをメモすると、売店と待合室が一つにになっている建物を見に行った。外にもテーブルがあり、見覚えのある日本人が座っていた。昨日、24時間営業のユースの入り口で会った男の人だ。彼の名前はTさんといった。Tさんもロドスへ行くとゆうことだった。彼も気ままな一人旅だそうだ。「ちょっと中で買い物してきます。」クレタからロドスまでは約15時間の長旅だ。飲み物や食べ物を少し買うことにした。ここの売店はショーウインドーにはケーキやサンドイッチ、冷蔵庫にはヨーグルトやジュースをおいていてみんなおいしそうだった。私は飲み物とヨーグルトを買った。

 Tさんは仕事を休んでギリシャにきたそうで帰りの飛行機がアジアを経由するのでアジアによってから帰る予定だと言った。  クレタでは24時間営業の安宿のドミトリーに泊まったらしい。部屋は欧米人の男女同室だったそうだ。 Tさんに「おかっぱの女の子を見かけませんでしたか?」と聞いているところへ昨日会ったおかっぱの女の子が来た。彼女の名前はMさんといった。3人で話をしていると、今朝、ユースから送ってくれた犬がちょこんと私の目の前に座った。「あっ、この犬さっきから港をうろうろしてた。」多分、この犬はみんなに愛想がいいのだろう。とおもいながらもなんとなく自分は特別扱いしてくれているような気がした。Mさんの「そろそろ乗船しませんか?」とゆう言葉で私たちは席を立った。特に約束したわけでもないのに、日本からここまで流れてきた私たち3人はこれからロドスを発つまで同じ部屋で寝ることになる。

 クレタ-ロドス間のフェリーの船内は今まで乗ったフェリーの中で一番ひどい状態だった。いすの1/5は背もたれが壊れ、シートには大きく穴があいてるものも多い。背もたれが壊れているいすを利用してベッド替わりに使ったが、ダニがたくさんいてかゆくて仕方がない。持っていた虫よけスプレーをたっぷりまいたら落ち着いた。寝袋を持参のバックパッカーは床に直接寝ていた。床の方ががたがたいすよりはるかに寝心地がいいのか、かなりの人数の旅行者が床に寝ていた。

 朝9時に出発したこの船は深夜0時頃の到着予定だった。 私はホテル探しがおっくうだった。客引きがいればそれについていけばいいが、クレタ島では会えなかったので、ホテル探しに苦労した。ロドス島の安宿はオールドタウンに集中しているが、あまり大きい看板を出して営業している宿は少なく見つけにくいらしい。深夜に着くので宿にいる時間もあまりなさそうだし、私はロドス島でも一番安いユースに決めていた。Mさんに「何処に泊まりますか?」と聞かれ「ユースにしようかと思ってます。」と答えると彼女も同じ考えだったらしい。

 私は外の景色が見たくなってデッキに出てみた。デッキでは欧米人がみんなのんびりと日光浴をしている。本当に欧米人は太陽が好きらしい。私は寒がりなので風にあたっていると、すぐ肌寒くなり船内に戻ってきてしまう。船は途中カルパトス島などの島々を経由しながら、進んでいく。私は島に船が寄港するたび、デッキに出ては、島の景色を楽しんだ。

 たまに青い海だけの景色を見ていると、ずいぶん遠くまで来てしまったことを感じた。私はこの先、遠くイタリアを通り目的地のパリまでたどりつけるのだろうか。  私は今いいようのない不思議な淋しさに襲われている。子供の頃から、こんなことが時折、ある。ホームシックにも似ているが実家でもなる。なんなのだろう。みんなあるんだろうな。うまく説明できないので確認したことはない。 それは、自分はなぜここにいるのか、急に自分が旅をしている異邦人のようにたった一人になってまったような淋しさで。突然やってくる、その度ただ淋しさの嵐が通り過ぎるのを待つしかなかった。10分もすればすぐにその気持ちも引く。私はじっと淋しさが去って行くのを待ち、船内に戻って眠った。

つづく→





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クレタ島の港






■幻の古代キプロスワイン


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フェリーの船内
















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 (2005年4月18日〜)

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