小学校
小学校
壁のタイルが可愛らしい。
レーニン広場の子供達も通って来るのでしょうか。
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私たちを案内してくれた船員の友人の住むアパートの隣は、小学校でした。壁にタイルで可愛らしい壁画が描かれた、素敵な小学校が建っていました。日曜日ということもあって、子供達は誰もいないのでひっそりとしていました。明日、月曜日になると、レーニン広場で遊んでいたあの子供達も元気に登校してくるのでしょうか。
小学校は、とてもきれいな建物で、隣のアパートとはだいぶ違います。これは、ロシア政府の教育に対する考え方なのでしょうか。厳しい経済状況にあっても、教育環境だけは、きちんと整備されているようでした。
ホルムスク全景
ホルムスクの町は、急な斜面に創られています。船員の友人の自宅は高台にあり、そこから市内を一望することができます。ホルムスク港から市内の中心部を眺めることが出来ました。高台からの眺めは、何だか物寂しく、少し汚れた感じがしました。時間も夕方5時(現地時間)ということもあり、夕暮れが迫っているからなのかとも思いました。しかし、何か違うのです。一体何が違っているのか?それは看板でした。ホルムスク市内には、看板が一つもなかったのです。ネオンサインも全く輝いていません。アパートの明かりが所々灯っているだけなのです。
日本の夕方5時といえは、ビルの屋上のネオンサインが輝きだし、赤提灯に火が灯る頃です。焼き鳥を焼く香りと赤提灯に誘われて、つい暖簾をくぐりたくなる夕暮れ時です。ホルムスクの街は、ネオンサインが一つもない質素な町並みでした。自由経済がまだまだ浸透していない、ロシアの現状があらわれていると思います。ロシアが経済的に安定し、日本と活発な経済交流を行えるようになるまでには、まだかなりの時間が必要なのかもしれません。
ホルムスク港の全景
看板は一つもありません。
自由経済は、まだ始まったばかりです。
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ホルムスク港をバックに
一緒に市内を回った佐賀さんとホルムスク港をバックに。
案内してくれた船員の友人に写してもらいました。
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店舗
市内のいたる所に、日本のキヨスクと同じくらいの大きさのお店がありました。売っている品物は、主に食料品が中心のようでした。陳列されている商品をよく見ると、韓国製の商品が数多くありました。韓国製の商品の中には、日本でよく見かけるお菓子やジュースのパッケージがありました。日本のメーカの韓国工場で生産されたものを、韓国籍のロシア人が輸入しているのでしょう。異国の地でたくましく生きる、韓国人や中国人の姿がそこにはありました。
キヨスクに似た売店
ホルムスク市内のいたる所に仮設の売店があります。
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市内の大通りに面したアパートの1階は、店舗になっているものが多くあります。店舗の大きさは、日本のコンビニエンスストアと同じくらいでしょうか。しかし、店の様子はだいぶ違います。商品が何とも少ないのです。壁に面した陳列棚に、商品が心細げに並べてあるだけです。物価も大変高いようでした。照明や装飾なども質素で、まだまだ物資の不足が深刻なようです。
店舗の内部
商品がいかにも心細げに並んでいます。
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