舶来(笑)ダイナミックモノの部屋5
カミさんが台湾にいる。これほど素晴らしい条件があるのに、狩りに出ないのは犯罪だ。
てなわけで時節柄不謹慎ではあるが、1999年10月!狩ってきたぞっ!


故宮博物館前にて。最低である。


闘魔王傑克
(バイオレンスジャック 台湾新版)


(11巻画像アップお待ち下さい)

〜大然文化事業股分有限公司 1997年? 現在22巻まで刊行中<青年誌>〜

これがカミさんが初めて台湾にて狩ったダイナミックマンガ。その時は15、6巻付近が刊行中だったようだ。お分かりの方もいるだろう。コレは『漫画ゴラク』掲載分のみの刊行。...ということは、台湾の皆さんは屈指の大傑作『黄金都市編』をご存知無いのだあああっ!しかしネタの割にはドコの本屋でも見たなあ。

何度も目にしたにも関わらず、うっかり既購入分のメモを日本に忘れた!よって11巻買い逃し(痛)。

1巻「龍軍城堡」2巻「黒森林」3巻「関東地獄街道篇」4・5巻「死神警察篇」6・7巻「超級格門戦技篇」
8・9巻「學園番外編」10巻「野獣之篇」12・13・14巻「奴隷農場篇」15・16巻「七人天使篇」
17巻「天馬篇」18巻「骨法篇」。

(2000.5.16追加/11巻「鐵の城篇」19巻「骨法篇」20・21巻「超級蛮篇」22巻「身堂篇」)


到着翌日。なにしろ狩りに出る(笑)。カミさんが予めチェックしてくれていた台湾大学前の漫画専門書店!扉を開く前からある種のオーラがにじみ出ている。解る(笑)。日本でのソレと同じだった。店内に入ると、見慣れた文字の数々が目にはいる。...なんのこたあない、日本の漫画やムックも山ほど置いてあるではないか!思わず買ってなかった『ドラゴンヘッド』7巻をココで買いそうになる(阿呆である)。大体店内は6割台湾版、3割日本版、1割アメコミてところだろうか。

しかし漢字を使う国は狩るのが楽だ。何しろ名前は多少旧漢字が当てられている以外は、日本のままだし。眼球のスキャン能力をいつもの通り発動。一気に「永井豪」「石川賢」の文字が目にはいる。勝利を確信してハンティング。『闘魔王傑克』の他、『魔獣戦線』『極道兵器』『虚無戦史MIROKU』『無敵鐵金剛』...と、勢いに任せて、カミさんよりも地元の学生よりも早くスキャニング。勝った。


暴力傑克
(バイオレンスジャック 台湾旧版)


〜大然文化事業股分有限公司 1995年 全3巻<青年誌>〜

コレは1巻だけげっと。いきなりの異本攻撃にココロ躍ったぜ!(>だめにんげん)

さて、ダイナミックマンガはテーマがテーマだけに、なかなか日本のようには自由とは行かないようだ。下図のように、何カ所にも修正が入っている。コレは他の作品でも同様で、『極道兵器』なんて、姐さんのヘアー(笑)のみホワイトで修正されたり、モザイク入ったりしていたぞ。また、上のジャック2バージョンでも微妙にさじ加減が変わっていて、後者の方が修正は多かった。コレって日本の方で処理してしまうんだろうか?

>オリジナル   台湾版>


そしてその勢いに乗って、狩りは白熱。もう一軒チェキ済みの店を目指して、八徳路・光華商場へ!ココは一言で言うなら、アキバである。電脳街である故、ご存知の向きもいらっしゃるだろう。街の入口にあるマンガショップで軽くウォーミングアップ。ココではざっと他にダイナミックモノがないかチェック。特になかったので、弟の土産に『小拳王(あしたのジョー)』をゲット。いまいちタイトルがピンとこねーなあ。

そしていざ、光華商場突入!もちろん俺は、怪しい部品屋にココロ奪われることはないっ!なぜなら、そこに古本屋が何軒もあるからだあっ!大阪ミナミの「なんばん古書街」みたいな調子で(実際そっくり)山積みの本からマンガのみをひたすら漁る。台湾のハンターの眼前で、日本魂を見せつけてきたぞ!外国に行っても本質的にナニも変わらない俺、いいね(笑)。

ココで、上の『暴力傑克』をゲットしたのだった。まさか古い方が手にはいるとはイイカンジ。またしてもダイナミックモノを次々と発見。ごそっとヒモで束ねてあるマンガの群から1冊1冊引き抜いていたら、古本屋店主が北京語で何やら怒ったように話しかけて来るではないか!

...なに?...

(つづく)


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