マジンガーZ

羽根章悦風で描いてみました。

いわずもがなの豪ちゃんと時代が最もリンクした作品。
なんつーか、アニメとマンガ、ごった煮の思い出が俺にもあるので、色々触れていくです。


<能書き>

バンダイからメカニックコレクション(以下メカコレ)「マジンガーZ」というプラモデルが出ている。パーツ見るなり思ったのが、顔が違う!ってー感想。平成に入って、超合金魂やらスパロボインアクションやらメカコレやらいろんなZが出たわけだが、もう判で押したように違う

...いやまあ、マジンガーZという作品自体、1972年12月3日〜1974年9月1日という長丁場である上に、大雑把に前期・羽根章悦、後期・森下圭介、それに『マジンガーZ対暗黒大将軍』の角田紘一、個性派・白土武などなど、各エピソードごとに顔が違ってたりするので、確かに「これぞ正解」な顔はないのだが...。

 

...んで、俺の最も好きな顔は、やはり羽根章悦の顔。左の絵はそれを元に書いてみた。右は、角田&森下顔をややメカコレ風に。比べて一目瞭然、左ではの線に分けられる、頬から口にかけての線が、右では一本ですむ。また、鼻筋に当たるの線。これも、末広がりからと平行気味に走る線へと変わっている。これが「違う」理由なのだ。

なぜこうなってしまったのか。それは、マジンガーZを必要以上にアオリ気味に描かなくなったからだ。初期のZはとにかく「巨大ロボット」という視点が重んじられている。人間から見上げた場合、全体に末広がりに見えるため、目はタレ気味の座ったカンジになる。それに伴い生まれるのが、口のラインと一本に繋がらない頬の線。鼻の末広がりも同じ機能だ。

一方後期、特にジェットスクランダー登場で空を飛ぶようになって後は、地上から見上げるという視点が殊更必要でなくなった。そのため、見おろしたアングルや真横から見たときにも、パースが混乱しないようになるべく平行な線で面を構成するようになったのだろう。この方が、絵としても描きやすいし。

そして現在のメカコレにいたっては、上記の目のい線もと一本化してしまった。もはや人形としてのZには、巨大感を演出する必要も無くなったという事なのか。...うーむ、前期オープニングで刷り込まれた俺としてはやはりあの目が据わったZが一番Zらしいと思う。


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