当日の様子
「天王様」の様子を、ポイントのみ簡単にご紹介したいと思います。
下線付きの文字はクリックすると、説明になります。(どこかと重複しているのもありますが…。)
当日は朝早くからそれぞれ準備に当たります。平日に当たることも多いのですが、
みんな仕事そっちのけで(?)参加しています。子供たちは、学校がありますが、
各町内ごとに事前に届けを出し、午前中のみで早退し、祭りに参加します。
日中は人形山車が、各町内のそれぞれのコースを曳き回されます。
お昼頃、各町内からの山車が、八雲神社御仮屋前で集合し、祭典を行います。
午後になると、学校から帰ってきた子供たちが加わり、さらに曳きまわしに参加する
一般市民も増え、だんだんとにぎわいを深めていきます。
夕方5時前にはコースを回り終え、提灯山車への組み替えを行います。
各面合計500個近い提燈のろうそくの、ひとつひとつに灯りをともし、
夕飯を食べ終えると、いざ!出発です。
日も暮れてきて、いい雰囲気になってきた頃、人出も多くなってきます。
銀座通り(旧駅前通り)は道幅が狭いため、屋台は片側にしか出せません。隔年で通り
の右側と左側とに交代しています。
西口駅前通りは広く、人も山車も通行しやすいのですが、圧倒的な迫力は、銀座通りを
提燈山車が通っているときには及びません。
時間がたつにつれ、曳き回す若者たちにも熱がこもってきます。他町内の山車と
すれ違うときや交差点で出会ったとき、挨拶を交わし、手打ち(三・三・一拍子)
などを行うのですが、お囃子などで気分の盛り上がった血気盛んな彼らは、時に
よっては一触即発の状態になっていることもあります。
これぞ祭りの醍醐味、とでもいうのでしょうか。
祭りのクライマックスは、夜8時過ぎ、西口駅前ロータリーへ全ての山車が
集合し、一斉に提燈山車を回転させるところです。
少しでもいい位置で見ようと、駅前のデッキには早くから場所取りをする人もいます。
クライマックスを過ぎ、各町内へ山車が帰る道すがらにも、挨拶や手打ちなどが見られます。
9時頃には地区ごとに交差点での集合があり、同様に提燈山車の回転も見られます。