Home >> 久喜の天王様 >> 山車行事の指定について |
指定番号 | 久喜市指定文化財第29号 |
名称 | 久喜八雲神社の山車行事(天王様・提灯祭) |
種別 | 民俗資料(無形民俗文化財) |
所在地 | 久喜市 |
保持団体 | 久喜市祭典委員会 |
指定事由 | |
八雲神社の山車行事は天王様といわれ、江戸時代後期から続く久喜の代表的な祭りであり、久喜市にとって重要な無形民俗文化財である。 | |
備考 | |
久喜の天王様として知られる八雲神社(本町1丁目)は、曹洞宗天王院の別院として祭られ天王宮と言われていた。明治初め、神仏分離により、祭神は天王院から氏子へ移された。社名も八雲神社と改称された。 八雲神社の例祭は1月1日歳旦祭、2月1日正月祭、7月12日渡御祭、7月15日例祭、7月18日還幸祭、毎月15日月次祭となっている。その中でも、7月12日から18日までは天王様の祭りで、一般には「天王様」というだけで、祭りを意味している。特に夜の山車は無数の提灯がゆらぎ、その華麗さから「提灯祭り」として親しまれて来た。 祭りの由来は、天明3年(1783)、浅間山の大噴火によって大きな被害を受けた。これから立ち直ろうと、本町の宮本家の祭礼用山車を借りて町内を引き回したのが始まりとされている。本町永濱家の古文書で元冶元年6月の『新規天王院御神輿諸掛覚帳』の文書に安政2年(1855)に人形に関する記述があり、このころには既に山車があったことがうかがえる。祭りが盛んになったのは明治30年代であり、本町千勝神社の絵馬にうかがえる。
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