私の会った不思議な人たち
「大阪で会った不思議な人I氏」その2
タイ料理は初めてだったので、私は何を頼んでいいか、さっぱりわからなかった。
「いろいろ頼んで、とりとりして食べましょう」
電筒で暴れ回った人が「とりとり」というのが妙に可笑しかった。
「オフの写真を持ってきたんですよ」
「それ、それが見たかったんです」
それまでに私は名古屋オフとトドラオフに出ていた。私も少し作成に関わった電筒線相姦図裏バージョンによって彼と仲たがいをしたK氏の写真を見て、
「あ、普通の人やないですか。いやぁ、悪いことしたなぁ。今度会ったら謝っておいてください」と言ったが、すでに謝りようがないほどの状態になっていたのであった。
電筒線の線士の写真を見、料理をとりとりして食べた後、
「カメラを持ってきたらよかったなあ」などと話しながら歩いていると、コンビニエンスストアが見えてきた。
「あ、そや、使い捨てカメラを買いましょ」
買った直後に封をはがし、店のおねえさんに、
「ちょっとふたり撮ってください」
「え」
おねえさんも驚いたが、私も驚いた。その不思議な写真は今見てもやはり不思議である。
その後、彼はレゲエクラブを案内してくれた。2階にあたる位置はドーナツの周囲のような形で壁と張り付いて床からあがってきており、1階はドーナツの穴の部分(ただし、2階も1階も四角い)だけのスペースになってる変わったつくりの店であった。2階が1階で1階が地下だったかも知れない。ともあれ彼は下へ行きましょうと元気に降りていった。スピーカーのデカいのが片側の壁面にあり、見上げると上の階に短いスカートを履いたおねえさんがいる。
「いい眺めですね」と私が言うと、
「そうでしょう。だからここへ降りてきたんです」と、彼はとてもうれしそうに言った。スタービール(だったと思う)とレゲエラム(ではなかったかという気がする)を少し飲み、気持ちよくなったところで2軒目に。そこはやや小規模のレゲエクラブだったような記憶があるのだけども、無精な私は記録を残しておらず、また少し酔ってもいたので、はっきりしないのであった。
彼は突然、
「若い女の人の沢山いるところへ行きましょう」と言った。私はここにも結構いるのになぁと思いながら、もしかしてそれはすごいところかも知れないと淡い期待を抱き、ついていったのであった。
さてそれから我々はどこへ行ったかというと、なんと若い女の人のお客の多い、喫茶店に行ったのであった。そこはなんだか不思議で怪しげな雰囲気であった。
「若い娘(こ)が多いでしょ」とにこやかに彼が言う横を大きなネズミが走りぬけたときには何事が起きたのかと驚いた。大阪は奥が深いのである。
