米村圭伍作品のページ No.1


1956年神奈川県横須賀市生、早稲田大学政治経済学部卒。電機会社勤務の後、松竹シナリオ研究所で脚本を学ぶ。97年「安政の遠足異聞」にて菊池寛ドラマ賞佳作入選。99年「風流冷飯伝」にて第五回小説新潮長篇新人賞を受賞。なお、筆名の「圭伍」とは、作入選回のもじりとか。


1.風流冷飯伝

2.退屈姫君伝

3.錦絵双花伝(文庫改題:面影小町伝)

4.影法師夢幻(文庫改題:真田手毬唄)

5.紀文大尽舞

6.おんみつ蜜姫

7.退屈姫君 海を渡る

8.エレキ源内 殺しからくり

9.退屈姫君 恋に燃える

10.おたから密姫


紅無威おとめ組− かるわざ小蝶−、山彦ハヤテ、南総里見白珠伝、退屈姫君これでおしまい、桜小町、壇ノ浦の決戦、ふくら雀、青葉耀く、道草ハヤテ、いそさん

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1.

●「風流冷飯伝」● ★☆    第5回小説新潮長篇新人賞受賞


風流冷飯伝画像

1999年06月
新潮社刊
(1500円+税)

2002年04月
新潮文庫化

  
1999/08/09

江戸で幇間をしていた一八がはるばるやって来たのは、四国讃岐にある風見藩という二万五千石の小藩。
何故かこの藩では、男は城を左回りに、女は城を右回りに回って歩かなければならないという、先々代藩主・光猶院による定めがあるとか。
一八が最初に知り合った風見藩士の次男坊・飛旗数馬を案内役、一八をレポーター役として、読者はこの風変わりな藩の様子を見聞して楽しむことになります。
なかでも中心になるのは、家禄を継げず冷飯食いとして時間をつぶさなくてはならない、藩士の次男坊、三男坊たちの様子。それぞれ暇つぶしの工夫は、涙ぐましくかつ微笑ましいものです。
そんな風変わりな小藩も、お家存続の危機に見舞われます。

本作品は、時代小説にありがちな緊迫感はまるでなく、終始飄逸な雰囲気に溢れています。見ることを道楽とする数馬が、なかなかの狂言回しを勤めています。
読者は、そうした雰囲気をただ楽しんで読んでいれば良い。だからこその“風流”。本書はそんな作品です。
3部作の第1作。

   

2.

●「退屈姫君伝」● ★★★


退屈姫君伝画像

2000年04月
新潮社刊
(1600円+税)

2002年10月
新潮文庫化

   
2000/05/07

 
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痛快無比の娯楽時代小説!!(3部作の第2作)
とにかく読んでいて楽しいのです。楽しさの一番の要因は、主人公となるめだか姫のキャラクターにあるのは間違いないところ。
いくら小藩とはいえ、藩主の正室が退屈の余り腰元に扮して屋敷外にでかけ、その後の騒動において先頭に立って活躍するという筋立ては、さすがの山手樹一郎作品にもなかったことではないでしょうか。しかしそうではあっても、そんな些細なことは蹴散らしてしまうほど、米村さんの筋運びは洒脱で、面白いのです。

ストーリィは前作の風流冷飯伝同様、貧乏藩である風見藩にかかわるもの。大藩である陸奥磐内藩の末姫であるめだか姫が、風見藩・時羽直重に嫁ぐところから始まります。
前作に引き続き、落ちこぼれお庭番・倉地政之助田沼意次将軍家治等の人物も登場しますが、今回は何と言っても、めだか姫とその友達となって活躍するくノ一・お仙が中心となります。
風見藩に伝わる六不思議の謎を追求しつつ、風見藩取り潰しを策す田沼意次の陰謀に対して、めだか姫は仲間と共に真正面から戦います。
明朗、痛快、そして謎解きの面白さ、ちょっと艶めいた部分もあって、そのうえ人情話もあるという贅沢さ。最後は、拍手喝采しつつ笑い転げてしまうという面白さです。
時代小説における、新しい趣向の傑作と言って良いと思います。笑い話が好きな人であれば、是非お薦め!

      

3.

●「錦絵双花伝」● ★★☆
 (文庫改題:面影小町伝)


錦絵双花伝画像

2001年04月
新潮社刊
(1700円+税)

2003年10月
新潮文庫化

  

2001/04/22

風流冷飯伝」「退屈姫君伝に続く、ゆるやかな3部作の完結篇。今回は、「姫君伝」に登場したくノ一・お仙が主人公となり、お庭番・倉地政之助がこれまで通り登場します。
元々、米村さんは笠森お仙を主役に据えた物語を書くのが目的だったとか。笠森稲荷の茶汲み娘・お仙は、江戸中期に鈴木春信の描いた錦絵のモデルとなり、美女ブームを引き起こした後、倉地政之助に嫁いだ実在の女性だそうです。いきなりお仙のことを書く自信がなかったのでその周辺事から書き始めたら、結果的に3部作になったとか。
本書の中心ストーリィは、くノ一・お仙が年頃になって、不器量娘変じて極め付けの美女となり、江戸中の評判になってしまいます。ところが、もう一人評判になった美女がいて、それが楊枝店の銀杏娘・お藤
評判になって喜ぶどころか、2人とも評判になっては困る秘密を各々抱えていた。その2人の美女を狙う悪役として登場するのが、前作にもちょいと出た、田沼意次の息・意知
本作品は、滑稽譚であった前2作とは、雰囲気を異にします。幾分滑稽味はあるものの、本格的な時代小説で、かつ忍者ものストーリィ。また、隆慶一郎風の伝奇小説の要素が織り込まれているかと思えば、美女2人の身上には、根の深い因縁話が秘められている、という盛り沢山。
様々な物語が本書1冊の中で展開され、幾冊かの小説を一遍に読んだような満腹感があります。その上、多様な面白さは驚くばかり。それが現代小説の感覚で、上手にブレンドされている、という印象です。久々に読み応え充分な時代小説の快作。
なお、「〜幕××の場」と、歌舞伎仕立てに仕切られているところも、楽しく読める理由のひとつです。

     

4.

●「影法師夢幻」● ★★
 (文庫改題:真田手毬唄)


影法師無限画像

2001年12月
集英社刊
(1700円+税)

2008年01月
新潮文庫化

  
2002/01/02
2005/08/14

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なんとも楽しい時代小説です。
豊臣秀頼に馬糞をくわせて侍大将になった、というのが、勇魚大五郎
その大五郎の子孫は、秀頼が生きて鹿児島に逃れたという唄の伝承を信じ、日本全国くまなく秀頼を代々捜し歩いてきたという。その7代目大五郎が、本書の主人公です。
7代目大五郎に応じて7代目秀頼登場したと思ったら、7代目真田大助までも登場。さらに初代大助の弟・真田大八の末裔、霧隠才蔵の末裔まで登場するという念の入れよう。そして、初代大助、初代大五郎、初代秀頼、初代大八の物語を各人が語っていくのですから、とにかく面白い。
「講釈師、見てきたような嘘をつき」と言いますが、本書はそんな楽しさに充ちた作品です。
さらに終盤、御庭番倉地政之助その配下・大蜘蛛仙太郎(※
錦絵双花伝参照)が登場するのも、米村ファンにとっては嬉しい限りです。
軽い娯楽時代小説ですが、のほほんとした太平楽な雰囲気がとても楽しい(山手樹一郎「わんぱく公子」が思い浮かびます)。まさに私好みの一冊です。
頭の中を軽くしたいと思った時には、是非お薦め。

荒唐無稽な時代小説の面白さを満喫できる作品ですけれど、芸がなくてはなかなかこう面白くはなりません。(05.08.14)

           

5.

●「紀文大尽舞」● ★★


紀文大尽舞画像

2003年08月
新潮社刊
(1800円+税)

2006年06月
新潮文庫化

 

2003/09/11

一代で江戸の豪商にのし上がり、忽然と消えた紀伊国屋文左衛門を題材にした、奇想天外、驚天動地の娯楽時代小説。

主人公は戯作者を志す湯屋の娘・お夢。まずはお夢が、紀伊国屋の隆盛・没落の真相を戯作に書こうと、文左衛門を付け回すところから始まります。
ははァこれは文左衛門の一代記かと思えば、本作品はそれどころではない代物。
これまでの米村作品でお馴染みの祖となる、紀州藩隠密役・倉地仁左衛門+むささび五兵衛のコンビが登場するかと思えば、大久保彦左衛門、一心太助も登場。さらには絵島生島事件の絵島、6代将軍家宣の正室・天英院、挙げ句の果ては8代将軍・吉宗まで登場し、お夢が堂々と彼らに渡りあうという破天荒さ。
また、紀伊国屋文左衛門の数々の風説や次々と起こる事件。
そして、お夢の取材相手は町民から辻講釈師、彦左衛門、天英院付きの奥女中等々と、実に多彩。その各人の語りが講釈調で挿入されているところに、本作品の妙味があります。
彦左衛門+一心太助の組み合わせは時代が違うなぁと思えば、そこはちゃんと辻褄を合わせ、返す刀で彦左衛門の「三河物語」まで切って捨てるという案配ですから、米村さんは相当な曲者です。
さて、本書はいかなる小説か。
真偽定かならぬ史実に絵空事を混ぜ合わせ、それでもなお歴史事実には背かずといった、融通無碍なストーリィ。そのうえ奇想天外、一転二転さらに留まらず、といった快作。
要は、将軍後継争いから幕府転覆の陰謀までというストーリィなのですが、サスペンス性より面白さ第一の娯楽作品。
これ以上の中身を知りたければ、どうぞ本書をお読みあれ。

        

6.

●「おんみつ蜜姫」● ★★


おんみつ蜜姫画像

2004年08月
新潮社刊
(1800円+税)

2007年01月
新潮文庫化

 
2004/08/22

 
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九州豊後温水(ぬくみず)藩の末娘で、暴れ姫と異名をとる蜜姫の嫁ぎ先が決まります。相手はあの讃岐・風見藩主、時羽光晴
ところがこの婚儀の裏には、父・乙梨利重と光晴との間に交わされた両藩合併という秘策が隠されていた。
その直後から利重の命を狙う怪しい影。命令したのは将軍吉宗に違いない。侍の数が少ない温水藩で隠密として吉宗に対決できるのは自分しかないとばかり、母の甲府御前・宇多の許可を得て蜜姫は温水藩を出奔します。お供は忍び猫のタマ一匹。

姫君を主人公とした時代活劇には、古くはTV「琴姫七変化」山手樹一郎「紅顔夜叉」があり、決して珍しくはないのですが、そこは米村圭伍作品。人を喰ったような可笑しさは、他作品では味わえない魅力です。
なにせ、折角男装したものの、領内では皆から暴れ姫と見破られてがっくりすることしきり。また、蜜姫、利重、宇多各々にまともなのは自分だけと自負するものの、3人ともどこか常人と感覚のずれているところが可笑しい。
海賊退治、御前試合、尾張徳川の陰謀、天一坊事件と事件は盛沢山ですが、ストーリィそのものより、風変わりな人間が数多く登場すること、登場人物間で繰り広げられるすっとぼけた会話が、何より楽しい。
退屈姫君伝の痛快無比さには及ばないものの、何度も笑ってしまう十分に愉快な時代小説。ちなみに時羽光晴こそ、3部作で名前だけ登場する先々代藩主・光猶院。また、むささび五兵衛もちょっとだけ顔を出します。

            

7.

●「退屈姫君 海を渡る」● ★☆


退屈姫君、海を渡る画像

2004年10月
新潮文庫刊

(476円+税)

 

2004/10/09

 

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退屈姫君伝読了後、いずれはめだか姫の再活躍、あるいは夫君である時羽直重の活躍を読みたいと思っていたのですが、あっさり刊行されたのが、本書・文庫書下ろし。
風見藩国許で藩主・直重が失踪、という知らせがくノ一・お仙からめだか姫の元へもたらせます。
「すてきすてき」「だって・・・この危機から藩を救えるのは、わたくししかいないではありませんか!」とばかり、喜び勇んで船を仕立て、めだか姫は海上を一路讃岐を目指します。
この喜び勇んでという処が、普通の時代小説とはかなり違うところ。とびきり軽妙洒脱、愉快な時代小説なのです。

お供は、お仙、諏訪、小文五という「退屈姫君伝」お馴染みの面々。一方、讃岐では風流冷飯伝でお馴染みの一八に、飛旗数馬ら冷飯侍たち+α。まるで同窓会気分ですが、懐かしさもあって嬉しく、また楽しい。
ストーリィは、風見藩乗っ取りを企む六波羅景望とめだか姫一行との一騎打ち。つまりはお家騒動なのですが、そこはめだか姫らしく、危機・逆転どの場面をとってもひょうげた可笑しさがあります。
直重の活躍部分は僅かですが、これまた一風変わった殿様像で、めだか姫とは良いコンビです。

「退屈姫君伝」で初体験したような楽しさはありませんが、いずれの登場人物も個性的で、それなりにしたたか。すこぶる楽しい娯楽時代小説であることには変わりません(私好み)。
※なお、読む場合にはまず「退屈姫君伝」から。

       

8.

●「エレキ源内 殺しからくり」● 


エレキ源内殺しからくり画像

2004年10月
新潮社刊

(1800円+税)

 

2004/11/14

平賀源内の娘・つばめを主人公とする時代活劇。
若い娘を主人公とする時代活劇ストーリィという点では、退屈姫君のめだかおんみつ蜜姫の延長線上にある作品でしょう。
しかし、それら3作に比べるとちと物足りず。米村作品としては平凡な時代活劇に終わってしまったという印象です。主人公が町娘では、姫君小説のような荒唐無稽さがそもそも無いためと言えます。

源内の遺した秘宝とは何か。それを狙って、源内の親友だった狂歌師・四方赤良こと御家人・大田直次郎、源内ただ一人の娘であるつばめを謎の黒頭巾一味が襲います。
軽業一座に入って水芸の太夫となっていたつばめを救ったのは、同じ一座の女武芸者・千草。さらにそのつばめらを別の忍者一味が襲います。いったい誰が敵か味方か判らぬ、政治的陰謀を絡めた大騒動。
つばめ、千草、大田直次郎等の登場人物も楽しいが、背後に今は亡き源内の面影があってこそのストーリィ。源内こそ影の主役と言えるでしょう。

         

9.

●「退屈姫君 恋に燃える」● ★★☆


退屈姫君恋に燃える画像

2005年10月
新潮文庫刊

(476円+税)

 

2005/10/06

 

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“退屈姫君”シリーズ第3弾!
第1弾退屈姫君伝は本来3部作の2作目で、“退屈姫君”が独立したシリーズになるとは思ってもみなかったこと。
でも、「退屈姫君伝」の面白さに狂喜したファンとして、シリーズ化は大歓迎。いよいよ本格的なシリーズものになったと期待できるのも、嬉しさの一因。

この“退屈姫君”、とにかく面白いのです。畠中恵“しゃばけシリーズも楽しい時代小説ですが、本シリーズの〔楽しさ+底抜けた面白さ〕には敵いません。
第2弾海を渡るでは、江戸から讃岐へ出かけてしまっためだか姫でしたが、本書は再び本拠である江戸が舞台。
将軍家治と将棋対局予定の風見藩士・榊原拓磨が、なんと大名の姫君に恋煩いしてしまったから、さぁ大変。しかも、相思相愛だという。
「ふわーあ。・・・・ああ、このままでは退屈で死んでしまいそう」とぼやいていためだか姫の喜ぶまいことか。
めだか姫が2人の恋を成就させてみせると宣言したと思ったら、話を聞き込んだ田沼意次が大名家取り潰しの格好の機会と悪計をめぐらし、拓磨の恋は天下の一大事へと発展します。
果たして恋する2人にとって、めだか姫が乗り出したのは良いことだったのか、悪いことだったのか。
お仙諏訪小文五等々、めだか姫を囲むいつものメンバーが勢揃い。和気藹々かつ賑々しく演じる、大江戸版スパイ大作戦(古過ぎるか?)ともいうべきストーリィ。

冒頭からしっぽの最後まで、愉快な気分は絶えることなく、読み終わった時には「あぁ楽しかった!」と満足できること請け合いの一冊。
本書では悪役の田沼意次、やや悪役の田沼意知猪・鹿・蝶の磐梯藩3姫にしても、本書における愉快な登場人物たちの一角であることに変わりはないのです。だからこそ本作品は底抜けに楽しい。

        

10.

●「おたから蜜姫」● ★☆


おたから蜜姫画像

2007年11月
新潮社刊

(1900円+税)

2010年10月
新潮文庫化

   

2007/12/10

 

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九州豊後温水(ぬくみず)藩の末娘で、暴れ姫の異名をとる蜜姫を主人公とするおんみつ蜜姫シリーズ第2弾。
今回は、なんと「かぐや姫」の謎解きという文学ミステリに蜜姫が挑戦します。
しかし、行動派の蜜姫のこと。古典文学の素養も欠き、頭を捻っての頭脳労働は苦手と、その役回りは専ら母親の甲府御前・宇多が担います。
つまり、本巻は頭脳派=甲府御前&行動派=蜜姫という母娘コンビによる時代版<歴史の謎解き+冒険>物語。あのダ・ヴィンチ・コードの向こうを張って、ということらしい。

ストーリィの発端は、蜜姫の許婚者である筈の風見藩主=時羽光晴仙台藩主=伊達吉村から縁談が持ち込まれたこと。
自分はかぐや姫だと思い込んでいる伊達の姫君を嫁取るための条件とは、なんと「かぐや姫」の5つの宝物のいずれか一つを見つけ出してくること???
父=乙梨利重と時羽光晴からの依頼を受け、蜜姫母娘の活躍が始まります。そしてもう一人、いや一匹、2人に劣らぬ存在感を発揮するのが、忍び猫のタマ

それにしても「かぐや姫」の宝物とは奇想天外。そのうえ、かぐや姫に求婚した5人の貴公子は実在の人物、5つの宝物も現実のものを比喩しただけのことというのですから驚きです。
もっとも、前半はかぐや姫の謎解きという文学ミステリ調にて展開してきますが、後半になるとまるで隆慶一郎ばりの伝奇小説かと思うような展開です。
読み終わってみれば、一体これ、本当に一つの物語だったの?と思うくらいの大長編。

いかにも本当らしく思えてしまう「かぐや姫」の謎解きに本書の面白さがあるのは勿論のことですが、ちと長たらしい向きがあるのは否めない。
しかし、そこを補うのは、将軍吉宗に対してさえ遠慮ないタメ口をきく蜜姫の現代っ娘ぶりと、その他登場人物たちのどこかすっとぼけた会話ぶり。
そして最後の場面では、蜜姫の余りの芝居っ気に思わず吹き出さずにはいられません。
ゆっくり、とぼけた味のある古典+時代小説でも読んでみようかと思う方に、お薦めの一冊です。

  

米村圭伍作品のページ No.2

 


 

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