上橋菜穂子
(うえはしなほこ)作品のページ No.3



23.精霊の木


【作家歴】、精霊の守り人、闇の守り人、夢の守り人、虚空の旅人、神の守り人、蒼路の旅人、天と地の守り人・第1部〜第3部、流れ行く者、「守り人」のすべて、炎路を行く者、風と行く者

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孤笛のかなた、獣の奏者1・2、獣の奏者3・4、獣の奏者・外伝、物語ること生きること、明日はいずこの空の下、鹿の王、ほの暗い永久から出でて、鹿の王水底の橋

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23.
「精霊の木 ★★


精霊の木

1989年
偕成社刊

2019年05月
新潮文庫

(590円+税)



2019/05/17



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1989年偕成社刊のデビュー作。
舞台は遠い未来、人類が移住した星のひとつである
ナイラ星が舞台。
人類移住2百年祭を迎えようとする中、
シンの従妹であるリシアが度々先住民の夢を見るという出来事が繰り返し起きます。
自然環境が破壊された故に百年も前に死滅したと伝えられている
先住異星人ロシュナール“黄昏の民”の夢を何故リシアが繰り返し見るのか。
そこから、シンとリシアが実はロシュナールと人類の混血児子孫であること、過去に起きた出来事を夢として見るという
<時の夢見師(アガー・トゥー・ナール)>の能力が目覚めたことが判明します。
そして今、
<精霊の道>が現れ、過去のロシュナールたちがその道を渡って姿を現します。<精霊の木(リンガラー・ホウ)>、そして精霊たちと出会うために。

その事態に、ロシュナールたちを死滅に追い込んだ
移民局の実権者コウンズは2人を抹殺し、真相を隠蔽されたままにしようと2人の後を追います。

宇宙、SFという設定は上橋さんとしては珍しいと感じますが、現代世界とは別の世界を舞台にした冒険、異民族間の対立、追跡ストーリィの中で様々な真実が明らかになっていくという物語要素は、このデビュー作から上橋作品に共通な一貫したものと感じます。
やや抽象的で理解しづらい部分もありますが、その分清新な印象です。

精霊の守り人と「精霊の木」、似ているようで違うもの?ですが、どこか共通するところを感じますねー。

序章.不思議な光/1.超能力、目ざめる/2.精霊の道の伝説/3.夢の語り部/4.追手からのがれて/5.闇に秘められた歴史/6.精霊の歌の秘密/7.暗号の解読/8.精霊の木/9.最後の賭け/終章.そして、未来へ

     

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